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「起業」「副業」からその先へ!    Challenge × Woman vol.7 当日レポート


2022年3月22日(火)「『起業』『副業』からその先へ!Challenge × Woman vol.7」を開催いたしました。


第7回目を迎える今回は、会場とオンラインのハイブリット開催で、会場開催は約2年ぶりとなりました。当日は、4組の登壇者に加え、コメンテーター、オーディエンスを含め、35

名の方にご参加いただきました。


本イベントは、様々なジャンルの女性起業家・活動家が登壇。オンライン登壇では、アメリカ、また県外からの参加も。事業内容等のプレゼンテーションを行い、地域のスタートアップ支援を行うコメンテーターから講評をいただきました。アドバイスをいただくことで、会社の成長、自分自身の成長、それぞれの「その先へ」の手がかりの探求へと繋げていきます。


挑戦する女性を応援するコミュニティ Challenge × Woman 実行委員会でもある「学び舎mom株式会社、株式会社eight、MUSASHI Innovation Lab CLUE」の3社。


今回も株式会社eightの鬼木が司会進行を担当、MUSASHI Innovation Lab CLUEの鈴木がオペレーションを行い、学び舎mom株式会社の矢上が代表してのご挨拶と、3社協力体制のもとでイベントの運営を行っています。


オープニングでは、主催者挨拶からスタート。2年ぶりの会場開催とオンラインのハイブリッドということもあり期待の中、いよいよ本イベントの幕が開きました。


早速、4組の登壇者によるプレゼンテーションが開始。各登壇者の発表後は、コメンテーターの村上和史氏(株式会社名古屋キャピタルパートナーズ)と嶋野純氏(東邦ガス株式会社)にコメント、アドバイス、フィードバックなどを頂きます。先進的なアイディアや未来への課題感、期待感に対しての意見が交わされました。



その後、今回初の試みであるパネルディスカッションへ。各登壇者のビジネスプランやその取り組みや想い、今後のビジョンなどの意見交換の場が設けられた。オンライン参加の登壇者をスライド投影しつつ、それを囲む形で、現地登壇者も交えての進行です。


いつもは聞けない挑戦する起業家・活動家の生の声がこぼれる貴重な時間となりました。





登壇者ピッチレポート

Global Stage Inc. CEO 大洲早生李氏

「米国発!PBL型グローバルSTEAM人材育成教材」


当日は、アメリカ・サンディエゴよりオンラインにて登壇いただきました。

日本企業の海外事業を支援する中で、すべての子ども達が世界から取り残されない教育機会とはどんなものかを課題として、グローバルsteam/探究デジタル教材の開発を進めてこられたということです。

その課題とは、「グローバル人材育成の教育不足」「主体性を引き出す探究学習」「ICTを活用した教育環境の不足」であると考え、世界的社会問題について取り組んでいる起業家と直接つながれることや、生徒が英語でプレゼンテーションを行うカリキュラムが織り込まれているなど、アメリカの学習指導要領を踏まえた主体性を引き出すプログラムという充実した開発を進めたと話されます。さらには、そのプログラムを使う側の使用感にも注視したといいます。


コメンテーターからは、「サービスの全てを7分でご説明されるのは難しいと感じました。事業の方向性もいいと思います。」と講評されました。現在実際に採用されている大分県庁についての紹介には、その経緯についての質疑がありました。


今後日本の学校教育において多く採択されることを願っています。



たせっこ会 伊藤実加氏 / 深谷純子氏 / 原麻衣子氏

「〜100年後もこのままで〜 小さな地域の小さな取組み」


田瀬は、岐阜県中津川市の北部に位置します。田瀬小学校の閉校決定をきっかけに、地域の未来、過疎化について考える仲間と『たせっこ会』を立ち上げられた経緯を説明していただきました。

大切な地元への想いや穏やかな人間性の地域が100年後もこのままであってほしいとの願いを語っていただく中、小さな変化を積み重ねた活動を心がけている様子を紹介。変化の1つは、異能ベーション2021でのジェネレーションアワード部門に応募を行うなど新しいことへの挑戦したことでした。661件のアイデアを応募し、5つのアイデアがノミネートされる結果となりました。次世代の子どもたちにとって、この挑戦が多岐に渡る広がりにつながると確信されたといいます。

たせっこ会は「誰一人取りこぼさない」というSDGsの全体目標や住み続けられる街づくりに当てはまると考えます。それぞれの活動が点となり、線に線が面になり、いつかつながり ますようにという思いで、同じような思いでいる方々と一緒に地域創世を考えていきたいと伝えられます。

今後は、「小さな町に根付いた活動」と「デジタルやICTへのチャレンジする活動」といった両輪を大切に今後の活動もしていきたいと締めくくられました。


コメンテーターからは、「今後どういった方向性で、地域を活性化したいのかをはっきりとさせると具体的な相談に乗れそうです」とのコメントに、まだまだ模索中であると伝えられました。

町を愛する活動の数々に、ほのぼのとした雰囲気になりました。SNSの活用もされており、自分たちのスピードでゆっくりと歩みを進める今後の活動に注目していきたいと思います。



ココロバレ 代表 藤原紗千代氏

「『家族のストーリーをつなぐジュエリー』TAMANONE」



2022年2月アニバーサリージュエリーブランド「TAMANONE」をリリースされた経緯を伝えていただきました。ECサイトを中心に、ベビーリングをセミオーダーで販売中。コンセプトを「家族のストーリーをつなぐ」ジュエリーとし、愛を受け継ぐ子どもが強く生きていく未来をデザインするサービスとして考えているといいます。


誕生に伴い、子どもにプレゼントしたリングを子どもが成長するまでは母親が身に着け、子どもの成人の時といった節目にリングを受け継いで行くことをイメージしているそうです。


現在、家族が赤ちゃんのライフストーリーに積極的に関わるライフスタイルになっていることから、「ベビーリングを選ぶ段階からイベントとして成り立つのでは」と語られました。そのため、文化としての浸透を期待しているといいます。

今後は、赤ちゃんの成長を母親とともに喜び合えるブランド、また人生の節目に携わるブランドとなっていきたいと締めくくられました。


コメンテーターからは、「今後の展開として、ただ単に売れればいいというのではなく、ストーリーを持って買っていただきたいと感じましたので、ゴール設定を早めにまとめたアプローチが必要では」とのコメントに共感されていました。ジュエリーの品質を重視している点については、愛情とともに受け継がれてほしいという思いの現れだと説明されます。


ジュエリーを意味から選ぶ「セミオーダーシステム」や「リングの刻印などのワークショップ」を開催するなど、アニバーサリー体験も企画されています。お子様への愛情の形をライフイベントに合わせて提供する今後の展開が楽しみです。




学び舎mom 代表 矢上清乃

「MYTiについて、MYTiスタッフによる発表『私の働き方』」


現在、人材プラットフォーム・人材育成事業・人材ジョブマッチング事業を展開中で、自身の経験から、女性の働き方を考え続けていると話します。チーム制オンラインアシスタントサービス「MYTi」を2021年秋に立ち上げ、現在東邦ガス株式会社とともに2022年春のローンチへ向け実証実験中です。「MYTi」を通じて、女性の働き方の多様化と雇用創出を目指していると語ります。

近い将来、640万人以上の労働人口の不足が課題と推測される中、働きたくても働けていない主婦人材は300万人いると言われています。女性側の問題解決策は、実践的なトレーニングにより就業へ備える事、チーム体制をとることでまとまった就業時間や場所への制約を解除できる事だとといいます。企業様には、カスタマイズドBPOを提供し、業務理解の上でいろいろな提案ができると確信していると続けます。

数あるBPOサービスがある中、教育を合わせ持つことで他社との差別化を図り、ゆくゆくは女性全体への事業の拡大に努めたいと締めくくられました。


コメンテーターからは、「女性に対するマーケットへの注目が集まる中、現存するマーケットだけじゃなく新しいマーケットの開拓も考えてはどうか」「女性側のニーズはあると確信しているため、企業側へのアプローチが課題」という意見をいただきました。それを受け、悩みながらの進め方にはなりますが、検証し実践することでチャレンジしていく事を伝えました。

今後の課題解決に向けての、発展が楽しみです。






異能vation ご案内


イベント前半と後半の間に、本イベントに協賛いただいている、異能vation事務局の角川アスキー総合研究所 有馬菜穂子氏に、異能vationについてお話いただきました。

日本ではなかなかイノベーションが生まれないという課題から、総務省支援のもと、「異能な人」「課題にチャレンジする人」を表彰し、支援する活動を行う異能vation。今回登壇されたたせっこ会とChallenge×Woman事務局の学び舎momは、「異能vationネットワーク拠点」として、異能vationを広げる活動にも力を注いでいます。



異能vationとは? https://www.inno.go.jp/


「異能vationプログラム」は、ICT分野において破壊的かつ地球規模の価値を創造するためのプログラム。既存の常識にとらわれない独創的な人材の挑戦を支援するとともに、異能と異能が掛け合わされることでさらなる独創的な発想が生まれるような環境を提供します。



パネルディスカッション

後半は登壇者と、学び舎mom MYTiスタッフを交えて、パネルディスカッションを行いました。モデレーターは学び舎mom 矢上代表です。アメリカ、岐阜、香川、そして会場である愛知の4か所を繋いでのパネルディスカッションで、多様な働き方へのヒントがたくさん詰まった時間となりました。


【パネリスト】

・大洲 早生李氏(Global Stage Inc. 代表取締役)

・藤原 紗千代氏(ココロバレ 代表)

・伊藤 実加氏/深谷 純子氏/原 麻衣子氏(たせっこ会)

・谷岡 世里奈/寺嶋 千夏/武藤 明日美(学び舎mom MYTiスタッフ)

【モデレーター】矢上 清乃(学び舎mom 代表)



Q. 女性、母親としてキャリアを築く時に重要視したこと、しくじりやオススメなど教えてください。

女性のキャリア形成は、自身だけでなく家族のライフイベントにも左右されやすく、なかなか思うように進められない場合が多くあります。パネリストのみなさんのキャリアを築いていく上でのしくじりや、逆にうまくいったことなど、自身のキャリア形成のリアルなお話を伺いました。


Global Stage Inc. 大洲氏:

正社員の仕事を退職してフリーランスになった時、起業した時、Inter Edを始めた時、いずれも4人の子どもそれぞれが0歳の時だった。プライベートが大変な中でも、目標実現に向けて止まらず進んだが、立ち止まる勇気を持ち、準備に時間をかけることも必要。


ココロバレ 藤原氏:

結婚して14年、やりたいことのために、じっくり時間をかけて家族の理解を得た。特にコロナのロックダウンをアメリカで経験した時、約1年在宅で仕事をして、家族が自分の働く姿を目の当たりにし、仕事への理解がより深まった。その経験を得て、日本に帰国し、準備を整えて起業することができた。


たせっこ会 伊藤氏:

「潔さ」を大切にしている。諦める潔さ、引く潔さ、女性には必要。子育てや介護で時間に融通が利くフリーランスを選んだのも、そういう理由からだ。


MYTiスタッフ 寺嶋氏:

今在宅で仕事をし、学びも多く、ステップアップしている姿を子どもに見せられるのはとても嬉しく、子どもにも良い影響を与えていると思う。また、この働き方が地方に住むママに伝わればと願っている。




Q. 「起業」「ふく業」からその先へ!持続可能にするために、みなさんのプランや想いを教えてください。

近年女性の間でも、「起業」「ふく業」「パラレルワーク」などの言葉が盛んに叫ばれるようになり、創業を学んだり、支援してもらえる機会は増えましたが、数年後、活動が継続できていない人も多く、起業して、またはフリーランスで長く働くことが難しい現状があります。今後、今されている活動を持続可能なものにするために、パネリスト自身の想いや次世代の人たちに向けてのアドバイスなどを話していただきました。


藤原氏:

人生の目標として、「どこででも仕事ができ、生きていけるようにしたい」というものがあった。これまでの仕事もフリーランスに近い形で、その目標に向けて少しずつ準備をしてきた。以前はそういう生き方に特別感があったが、コロナ禍でリモートワークが普及したり、「どこでも仕事ができる」というのを、声を大にしても良い時代になった!ずっとやりたかったジュエリーの事業も立ち上げ、大きくしていきたいので、より目標を明確にし、ライフワークとして、世界どこででもできると宣言したい!


たせっこ会 深谷氏:

これまでの人生の転換点で、「自分は好きなことをやって生きていこう」と決め、パートの仕事を辞め、作家活動と地域の活動に注力すると決めた。「自分が大切にしたい生き方で生きる」、それが重要。


大洲氏:

今やっているInter Edは、自分が寝ている時間でも、オンラインやプラットフォームを使い、各国の学校と投資家が繋がることができる。学生の時から自分たちのキャリアに繋がる学びができる。次世代の人たちへのメッセージとして、早い時期から起業家と繋がり、新しい価値を見出して行く楽しさ、意義性を一人でも多くの若者に知って欲しい。


参加者の声

  • 働く、ということについて、女性の生々しい本音、悩みなどが聞けて励まされた気がしました。

  • 女性は人生の中でいつも選択の連続ですが、自分にとって何が大切なのかにこだわることで、後悔のない人生が送れるのではないかと感じました。また、コメンテーターの男性陣からは貴重な男性目線のご意見を拝聴することができ、視野が広がりました。

  • パネルディスカッションで、ママとして共感の連続でした。


まとめ

登壇者は女性のみでコメンテーターが男性という形でしたが、コメンテーターの方々も起業家の事業に対するアドバイスだけでなく、パネルディスカッションではパートナーを支える男性としてのお話を交えていただき、参加者の公私にわたるリアルが見えるイベントとなりました。

今回のChallenge×Womanは、これまでの起業家サポートに加えて、女性の多様な働き方にもスポットを当てました。今後も、女性起業家、女性のキャリア形成支援を続け、「必然と偶然の出会い」の場を提供していきます。




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